ダイニングテーブルの処分方法は、その状態や費用、手間に応じていくつか選択肢があります。
ご自身の状況に合わせて最適な方法を選ぶのがおすすめです。
ここでは、代表的な方法を4つのカテゴリに分けてご紹介します。
すぐに処分したい、自分で運び出すのが難しい、という場合に便利なのが不用品回収業者です。電話一本で自宅まで回収に来てくれるため、手間がかかりません。
テーブル単品だと数千円から、他の不用品もまとめて回収してもらう場合は定額パックなどもあり、まとめて処分したい場合に特に有効です。
不用品回収業者にダイニングテーブルを回収してもらう方法は、他の処分方法に比べて最も手軽で手間がかからないのが大きなメリットです。
●手間がかからない
自宅まで回収に来てくれるため、自分で重いテーブルを運び出す必要がありません。
●即日対応も可能
急ぎで処分したい場合でも、多くの業者が最短即日での対応を行っています。
●まとめて回収
ダイニングテーブル以外にも、椅子、テレビ、ベッドなど、複数の不用品をまとめて処分できます。まとめて回収する「パック料金」を利用すると、一点一点出すよりも安くなる場合があります。
●分解作業も依頼可能
テーブルが大きく、玄関から出せない場合でも、スタッフが分解作業を行ってくれます。
インターネットで「不用品回収業者」「ダイニングテーブル 処分」などと検索して、お住まいの地域に対応している業者を探します。
複数の業者に連絡し、見積もりを依頼します。電話やメール、LINEなどで、テーブルのサイズや状態、回収してほしいもののリストを伝えると、おおよその料金を教えてくれます。
提示された見積もり金額に納得したら、正式に回収を依頼します。この時、回収日時を調整します。多くの業者が土日祝日や早朝・深夜の回収にも対応しています。
約束した日時に、業者のスタッフが自宅まで来ます。その場で最終的な見積もりを行い、合意すれば作業開始となります。回収後、現金やクレジットカードなどで料金を支払って完了です。
見積もり時のチェックポイント
●料金
見積もり金額に、出張費、作業費、運搬費、処分費などがすべて含まれているか確認しましょう。
●追加料金の有無
階段を使った搬出や、テーブルの解体作業に別途料金がかかるか確認します。
●キャンセル料
見積もり後にキャンセルした場合に、料金が発生するかどうか確認しておきましょう。
最も一般的で、費用も比較的安く済む方法です。
お住まいの自治体に申し込み、有料の「粗大ごみ処理券」を購入して指定の日に指定場所に出します。費用は自治体やテーブルのサイズによって異なりますが、一般的に500円〜2,000円程度が相場です。
ただし、自分で運び出す必要がある点、回収日が決まっているため急ぎの処分には向かない点に注意が必要です。
ダイニングテーブルセットを自治体の粗大ごみとして処分する方法は、お住まいの地域によって多少異なる場合がありますが、一般的な手順は以下の通りです。
まず、お住まいの自治体の「粗大ごみ受付センター」に、インターネットまたは電話で申し込みをします。
この時、以下の情報を聞かれるので、事前に準備しておくとスムーズです。
品目: 「ダイニングテーブル」と「ダイニングチェア(椅子の数)」など、捨てるものの品目と数量
テーブルのサイズ: 縦、横、高さなどの寸法
材質: 木製、金属製など
これらの情報に基づいて、粗大ごみ収集日と、必要な「粗大ごみ処理券」の金額・種類・枚数が案内されます。
●注意点●
ダイニングテーブルと椅子は、それぞれ別の品目として手数料がかかるのが一般的です。
一部の自治体では、一定のサイズを超えるものは収集できない場合があります。
その場合は、事前にノコギリなどで解体する必要があるか、専門の業者に依頼するように案内されることがあります。
案内された料金分の「粗大ごみ処理券」を購入します。
購入場所
コンビニエンスストアやスーパーマーケット、郵便局など、「粗大ごみ処理券取扱所」のステッカーが貼ってある店舗で購入できます。
購入時の注意
複数の種類(A券200円、B券300円など)がある自治体もあります。
申し込み時に案内された金額になるように、必要な枚数や種類を組み合わせて購入してください。
購入した処理券に、油性ペンなどで「受付番号」または「氏名」と「収集日」を記入します。
そして、その処理券をテーブルや椅子に1枚ずつ、剥がれないようにしっかりと貼り付けます。
最後に、申し込み時に指定された収集日の朝8時まで(自治体によって異なります)に、自宅の玄関先や敷地の入口など、収集しやすい場所に運び出しておきます。
●補足:粗大ごみ受付センターに持ち込みもできる
自治体によっては、指定された清掃施設に自分で粗大ごみを持ち込むことも可能です。
この場合、収集を依頼するよりも手数料が安くなることが多いです。
●手順●
・事前に粗大ごみ受付センターに持ち込みの申し込みをします。
・自分で車などに積んで、指定された日時に施設に持ち込みます。
・施設で本人確認(運転免許証など)を行い、その場で手数料を現金で支払います。
※ただし、自分で運び出す手間と、運搬するための車両が必要になります。
※まずは、お住まいの自治体の粗大ごみ受付センターのウェブサイトを確認してみることをおすすめします。
新しいダイニングテーブルを購入する場合、購入店が古いテーブルを引き取ってくれるサービスがあります。
多くの場合、有料(3,000円〜8,000円程度)ですが、新しいテーブルの搬入と同時に引き取ってもらえるため、手間がかかりません。
ただし、購入する商品と同種・同数の引き取りに限定されることが多いです。
まだ状態が良く、デザイナーズ家具や人気ブランドのダイニングテーブルであれば、売却できる可能性があります。
リサイクルショップで、出張買取サービスを利用すれば、自宅まで査定・運び出しに来てくれるので便利です。
ダイニングテーブルをリサイクルショップに売る方法は、費用をかけずに処分できるだけでなく、臨時収入を得られる可能性もあるため、状態が良いテーブルにはおすすめの選択肢です。
●ブランド・デザイナーズ家具
有名なブランド(例:カリモク、無印良品、unico、ACTUS、イケアなど)や、デザイナーズ家具は高価買取が期待できます。
特に、需要の高いブランドは、多少の傷があっても買取対象になることが多いです。
●状態が良いもの
目立った傷や汚れ、天板のシミ、ぐらつきがないものが高評価につながります。日頃から丁寧に扱っていると、査定額に差が出ます。
●テーブルと椅子のセット
セットで売ることで、買取価格が上がりやすくなります。バラバラで売るよりも需要が高いためです。
●特殊な素材やデザイン
無垢材、大理石、ガラスなどの素材や、伸縮式(エクステンションテーブル)など、デザインに特徴があるものは、高値がつく可能性があります。
まずは、いくつかのリサイクルショップに査定を依頼しましょう。
●写真で簡単査定
多くのリサイクルショップでは、LINEやメールでテーブルの写真を送るだけで、おおよその査定額を教えてくれるサービスがあります。
●複数の業者に依頼
1社だけでなく、複数の業者に査定を依頼して比較することで、一番高く買い取ってくれるお店を見つけることができます。
ダイニングテーブルのような大型家具は、持ち込みが難しいため、「出張買取」が一般的です。
出張買取のメリット・デメリット
●メリット
業者スタッフが自宅まで査定・運び出しに来てくれるため、手間がかかりません。出張費、査定料、搬出料などが無料の業者がほとんどです。
●デメリット
買取対象となる条件が厳しく、場合によっては買い取ってもらえないこともあります。また、業者によっては、購入から10年や15年以内など、製造年数の制限を設けている場合があります。
●掃除とメンテナンスをする
査定前に、テーブルの天板や脚、椅子の座面などをきれいに拭き、ほこりや汚れを落としておきましょう。
簡単なメンテナンスで、印象がぐっと良くなります。
●付属品を揃える
取扱説明書、組み立てに必要な工具、保証書などがあれば、一緒に査定に出しましょう。
特に、組み立て式のテーブルは、説明書があるかないかで買取の可否や価格が変わることがあります。
●他の不用品もまとめて査定
他の家具や家電、ブランド品など、まとめて売ることで、買取価格が上乗せされることがあります。
あくまで参考ですが、ダイニングテーブルの買取相場は、数千円〜数万円と幅広いです。
ノーブランドや安価なものは買取価格が低めですが、人気ブランドのダイニングテーブルセットであれば、数万円で買い取られることもあります。
リサイクルショップに売却を検討する際は、まずは自宅のテーブルが「どのくらいの価値があるか」を把握するために、ウェブで無料査定を依頼してみるのがおすすめです。
自分で値段を決められ、買い手が見つかれば処分費用がかからないどころか、お小遣いになります。
ただし、大型家具の送料や梱包・発送の手間がかかるため、事前の確認が必要です。
フリマアプリ(メルカリなど)でダイニングテーブルを売ることは、リサイクルショップに売るよりも高値で売れる可能性があり、処分費用がかからないどころか、収入になるという大きなメリットがあります。
しかし、大型家具ならではの注意点や手間があるため、事前にしっかりと準備をしておくことが成功の鍵となります。
購入希望者は、写真と説明文からしか商品の状態を判断できません。
ダイニングテーブルの全体写真、細部写真、サイズがわかる写真、説明文で商品をアピールしましょう。
●全体写真
明るい場所で、テーブル全体や椅子を含めたセットの写真を撮りましょう。
●細部写真
天板の木目、脚のデザイン、目立つ傷や汚れ、使用感のある部分も正直に撮影し、説明文に記載します。
●サイズがわかる写真
メジャーでサイズ(縦、横、高さ)を測っている写真を掲載すると、購入者がサイズ感を把握しやすくなります。
●説明文
・ブランド名や購入時期、使用期間を明確に記載する。
・「無垢材」や「伸縮式」など、商品の特徴をアピールする。
・傷や汚れの状態を正直に記載する。「天板に小さな傷がありますが、使用には問題ありません」など。
●相場を調べる
例えば、メルカリで出品する場合でしたら、同じブランドや似た状態のダイニングテーブルを検索し、どのくらいの価格で取引されているかを確認しましょう。
●送料を考慮する
後述する「梱包・発送たのメル便」の送料を調べ、販売価格に含めることを忘れないようにしましょう。
ダイニングテーブルをフリマアプリで売る場合、最大のハードルとなるのが「送料と配送方法」です。
メルカリを例にしますと、大型家具の配送に特化した「梱包・発送たのメル便」の利用がおすすめです。
梱包・発送たのメル便とは?
プロにお任せ: 専門の配送スタッフが自宅まで集荷に来てくれ、梱包から運び出し、購入者宅での開梱・設置まで、すべて行ってくれるサービスです。
①出品
商品情報や写真を登録し、「配送の方法」で「梱包・発送たのメル便」を選択して出品します。
②購入
商品が売れたら、取引画面で購入者とやり取りを開始します。
③集荷日時の入力
出品者が集荷希望日時を選択すると、自動で集荷依頼が行われます。
④発送
選択した集荷日時に、配送スタッフが自宅まで来て、梱包・搬出を行います。
⑤発送通知
集荷が完了したら、アプリで「発送通知」をタップします。
⑥受け取り・評価
購入者が商品を受け取り、評価をしたら取引完了です。