パソコンを処分する代表的な方法をご紹介

使わなくなったパソコンは、粗大ごみとして処分すれば良いと考えている方は多いでしょう。

テレビや冷蔵庫、洗濯機などの電化製品と比べると、パソコンの歴史はまだ新しいです。

そんなこともあり、正しいパソコンの処分方法を知らないという方は意外と多いのですが、処分においてはパソコン特有の注意点があります。

そこで今回は、パソコンを処分する方法を紹介していきます。

自治体の不用品回収サービスを活用する

自治体によって処分方法が異なるケースがあるので、事前に確認しておいてください。

自治体の不用品回収ボックスを設置している場合は、無料で回収してもらえます。

ただし、規定のサイズを超える場合は、回収してもらえません。

プリンタ、キーボード、マウスなどに関しては、自治体により対象の可否が異なります。

近年は自治体と連携した認定事業者が登場しており、ネットから申し込みすることで宅配業者が自宅訪問、回収してくれるサービスもあります。

自治体と連携している宅配業者のメリットは、安全・確実に回収してくれることです。

悪質業者に遭遇する心配はないので、安心して任せられます。

一方で、無許可の業者に依頼すると、データ流出などのトラブルを招く可能性があるので利用は避けてください。

パソコンリユース企業に回収してもらう

リユースとは、まだ使える商品を処分せず再使用することです。

リユース企業の中でも特に注目されているのがパソコンリユース企業で、回収・買取したパソコンを自社で使用する、または中古パソコンとして販売するなどの事業を展開しています。

リユースはCO2削減、環境保全の面からも理想的で、地球に優しい方法として注目されています。

ユーザーの中には、パソコンの耐用年数を迎えるまで使い続けるという人が少なくないでしょう。

こうした場合は、そのまま処分したほうが良い場合が多々ありますが、OSが新しくなったら買い替える、5年サイクルで買い替える、などと決めている人もいます。

こうした人は、まだ使用できるパソコンを定期的に処分する必要があるでしょう。

クルマを例にしても、まだ乗れるのであれば廃車にせず中古車として流通させたほうが、経済面、環境面においてメリットがあります。

パソコンに関しては膨大な内部データが存在するため、これらをしっかりと消去してくれるパソコンリユース企業に依頼するのも良いでしょう。

利用する前に運営年数、具体的な処分方法、プライバシーマークは取得しているか、どのようなセキュリティ対策を導入しているか、などを確認しておきましょう。

データを完全に破壊する方法として最適なのは、ハードディスク自体を破壊することです。

パソコンメーカーに回収の依頼をする

不用品となったパソコンは、パソコンメーカーでも回収してもらえます。

パソコン本体のほかにも、キーボード、マウスなどの標準添付品もあわせて処分できます。

プリンタ、スキャナーなどに関しては、本体や標準添付品とはみなされないので処分の対象外です。

費用に関しては、PCリサイクルマークがあれば無料ですが、PCリサイクルマークがなければ有料になります。

後者の場合は3,000円+消費税がかかります。

支払方法は、クレジットカードや支払用紙のいずれかです。

メーカーに処分の依頼をした場合、ハードディスクは破壊されます。

ただし、悪意ある者があえてハードディスクを破壊せず、内部のデータを取り出すという可能性はゼロではありません。

ここで注意したいのは、データが漏洩してもメーカー側に責任が及ばないことです。

すべて依頼者が責任を背負うことになるので、自己管理のもとで対処する必要があります。

そこで、自分自身でデータを破壊してから、メーカーに依頼するのが理想的でしょう。

パソコン中古買取店に買取ってもらう

自治体がパソコンの買い替えをするために、古くなったパソコンを格安で提供する場合があります。

動作が著しく遅いのであれば商品として再使用は困難ですが、比較的新しいものだと新品に負けない性能を持っているものもあります。

つまり、まだ使用できるパソコンに関しては、相応の価値を持っているのです。

無料または有料で処分するのはもったいないという方は、パソコン中古買取店を活用してみるのも手でしょう。

中古パソコンは広く出回っており、「古いタイプの機種がほしい」と、多少スペックが低くても良いので安く買いたいといった方が利用しています。

パソコンの中古市場は一定の需要があり、特に都市部には多くの店舗が展開しています。

パソコン中古買取店を利用するメリットは、買取ってもらって現金を受け取れることです。

ただし、パソコンの中古品は値がかなり下がるので、高額での買取りは期待できません。

パソコン中古買取店では売り手から買取ったパソコンを売却して利益を出しています。

売値を予測するには、売値表をチェックする以外にも、パソコンの中古品として店頭に置かれているパソコンの値段を調べるという方法もあります。

激安販売を売りにしているパソコンの中古販売店であれば、高く買い取ってもらうことは困難です。

なお、パソコンの中古買取店に買取ってもらう場合においても、データ消去は自主的に行っておきましょう。

データ悪用を絶対にされないという保証はありません。

どんなに信頼できるパソコンの中古買取店であっても、うっかりデータ消去を忘れてしまうケースはあり得ます。

だからこそ、データ消去はいつ何時も自己責任のもとで行うことが大切です。

リサイクルショップにパソコンを買取ってもらう場合も、パソコンの中古買取店を利用する場合と注意点は同じです。

パソコンの下取りサービスを利用する

家電量販店でパソコンを購入した場合は、今まで使っていた古いパソコンを下取りをしてもらえます。

下取りサービスの利用は、新しいパソコンを購入することが条件となっています。

家電量販店の中には下取り時に、新品のパソコンを値引きしてくれるところもあります。

ただし、家電量販店はパソコンの専門ショップと比べると品揃えが少ないです。

また、価格も高い傾向があるので、必ずしもお得な方法とは言えません。

さらに、下取りは絶対に対応してくれるとは限らず、たとえば著しく古いパソコンだったり、破損したりしている場合は、今まで使っていたパソコンの下取りができないケースがあるので要確認です。

データ消去に関しては、対応している家電量販店と未対応の店舗があります。

前者では店舗で消去してくれますが、過信をするのは禁物です。

大切な個人情報や企業の機密情報などは、自主的に消去しておくのが鉄則です。

データ消去は常に自己責任のもとで行うべきだと認識しておきましょう。

信頼できる人にパソコンを譲る

家族や信頼できる友人などであれば、パソコンを譲ってあげるという選択もありです。

この方法であれば、自分で処分する必要はないので気楽でしょう。

見ず知らずの人に売るよりも、仲の良い友人にあげたほうが安心できるはずです。

パソコンは古くなればなるほど動作が遅くなりますが、たまにネットニュースを見たり、オンライン通販を利用したりするだけ、といった状況ではハイスペックは必要ありません。

もちろんパソコンを譲ってあげる前には、データはしっかりと消去しておきましょう。

自分以外の人がデータにアクセスできる可能性がある状態は好ましくありません。

相手にその気がなくても、セキュリティの穴を狙われるなどして、個人情報が漏洩するリスクはあります。

悪意ある者は常に個人情報を入手しようと必死になっています。

だからこそ、自己責任においてデータの消去、破壊を行っておく必要があるのです。

パソコンの処分をする前に「データ消去」をしましょう

データを消去したつもりになっていても、実際は内部から取り出せるというケースがあります。

多くの人はフォルダデータを削除すれば同時に完全削除されると考えていますが、復元ソフトで復旧できることがあるのです。

データが破損してしまった時のためにデータ復旧業者が存在します。

つまりはプロの手にかかれば、取り出せてしまうことがあるのです。

だからこそ、データを抱え込んでいるハードディスク自体を破壊する必要があるわけです。

データ消去をする手段には、磁気を使用してハードディスクの読み込みをできなくする方法があります。

ただし、専用機材がなければ行えないので、データ破壊に対応した専門業者に依頼しないと困難です。

自主的に行える対策としては、ハードディスクに物理的なダメージを与えて破壊するのが王道です。

ハンマーで粉々に粉砕すれば、データを復旧させることは不可能になります。

ただ、ハードディスクの破壊においては分解作業を伴うので、それが面倒な方は専門業者に依頼するのが無難でしょう。

パソコンショップや中古買取店などの中には、データ破壊サービスを用意しているところがあります。

依頼者が見ている前でハードディスクを破壊してくれる店舗なら非常に安心です。

こうした店舗は、ハードディスク破壊機を使用するなどして、完全に読み込みができない状態にしてからパソコンを処分してくれます。

ハードディスクだけ破壊したい、破壊したうえでパソコン本体も処分したい、といった依頼者の要望に応えてくれる店舗もあります。

データ消去・破壊の前にバックアップを

新しいパソコンを購入する前に行っておきたいのがデータのバックアップです。

パソコン内部にログインIDやパスワードを保存していた場合、新しいパソコンに買い替えするとそのデータの引継ぎができなくなります。

そこで、事前に必要なデータをUSBメモリや外付けハードディスクなどに保存しておきましょう。

こまめにバックアップを取る習慣を身につけておくことが、データを失わないコツです。

バックアップをする習慣のない方だと、パソコンが急に壊れた時に非常に困ります。

データというのは、データ復旧業者に依頼しても100%の確率で復旧できるものではありません。

これは経年劣化や衝撃、落雷などによってデータが破損する物理障害だけでなく、OSの誤作動やフリーズ、誤ってフォルダを削除するなどの論理障害にも該当します。

こまめにバックアップを取っておけばデータを守ることができますし、パソコンを処分するときも安心してデータの消去・破壊が行えます。

不用品回収業者に頼むのがおすすめ

パソコンが不要になった場合、不用品回収業者に頼む方法もあります。

どんなメリットがあるのか紹介していきます。

・自分たちでパソコンを持ち込む必要ががない

不用品回収業者は現地まで来て不用品を運んでくれます。

依頼をすれば自宅でも別の場所でも回収してくれます。

パソコン以外も頼める

ほかにも不要になった電化製品や衣類、日用品などがある場合、不用品回収業者はそれらもすべて回収してくれます。

実は処分しなければならないと思いながら、小さい電化製品を小屋や物置に入れたままになっている方もいるのではないでしょうか。

パソコンの処分をお願いしたときにこれまで溜めてきたものも一緒にお願いすれば一石二鳥です。

特に電化製品は、種類によって処分方法が異なり、それぞれの捨て方を把握しなければなりません。

しかし不用品業者ならその決まり事を把握しているので、そのまま処分を任せられます。

パソコンが買取りの場合もある

たとえそのパソコンがまだ使える状態にあっても、大型家電量販店や回収場所に持っていけば、廃棄されるだけです。

しかし不用品回収業者であれば、廃棄でなく買取で対応してくれるかもしれません。

特に製造からまだ5年経っていないものであれば高額での査定になる可能性があります。

すでに10年以上経っている製品は難しいかもしれませんが、そこまで年数が経っていない場合はまず査定してもらうとよいでしょう。

回収日時が指定できる

ほかのお客様からの依頼も多く立て込んでいる場合だと、第一希望日に回収に来てもらうのは難しくなってしまうかもしれませんが、不用品回収業者は比較的お客様に合わせて回収日時を設定してくれます。

さらに、急いでいる場合や即日希望の場合も、その旨を伝えれば早く回収に来てくれます。

自治体の不用品回収だとこちらの希望は考慮してもらえず、「〇月〇日の何時までに●●(指定場所)に出しておいてください」と言われるだけなのでご注意ください。

確実に資源をリサイクルしてくれる

無料を謳いながらも後から高額のリサイクル料金を請求してくる不用品回収業者は、粗大ゴミを回収した後も適切に処理しない可能性が高いです。

一方、産業廃棄物収集運搬業の許可を持っている不用品回収業者であれば、適切な方法で処分を行ってくれます。

もう一度使える部品を蘇らせ、また新しい製品を作るときに役立たせてくれるのです。

 

江東区周辺で不用品回収をお願いしたい方はお任せください

パソコンなどの家電をはじめ、家具などの不用品回収をお願いしたいと思っている方は、ぜひ弊社までご相談ください。

弊社は江東区周辺をはじめ、東京都23区での不用品回収に対応しております。

古物商許可も持っております

お客様に安心してご利用いただけるように、古物商許可を取得しております。

まだ使えるものは査定し、その場で買取りいたします。

複数の不用品回収が可能です

パソコンに限らず、古くなってしまった家電製品や自宅にある大型家具、食器類や布団もぜひお任せください。

ご一緒にご依頼いただければ査定もあわせて行え、まとまった金額の買取りになる可能性が高まります。

物の状態にはよりますが、新品に近いもの、家電製品の場合は製造年月が新しいものなどは比較的高額な買取になります。

エアコンなど設置されたままの状態でも弊社スタッフが取り外しますのでご安心ください。

実績があり明瞭見積もり

弊社は年間で1,000件以上の不用品回収の実績があり、多くのお客様に満足していただいております。

また、店舗や事務所などでまずお見積もりをお渡しします。

即日の回収や見積もりも可能ですので、急いでおられる方は遠慮なくお話しください。

怪しい不用品回収業者の特徴とは

不用品回収業者の中には、現在でも町内をトラックで巡回している業者があります。

こうした不用品回収業者は、自社の公式ホームページを持っていないことが多く、また無許可であるケースが少なくありません。

空き地でまとめて回収をするスタイルの業者、公式ホームページがなくチラシだけで宣伝している不用品回収業者なども同様に要注意です。

こうした不用品回収業者が100%悪いとは限りませんが、トラブルに巻き込まれる確率は高いのが現実です。

不用品回収業者を利用する時は、必ず公式ホームページがあるかチェックし、ホームページがある業者から選ぶようにしてください。

無許可の業者は、とにかくコストを抑えて回収、再利用しようとします。

安全性やプライバシーは二の次になってしまうので、トラブルに見舞われる可能性が高くなるわけです。

たとえば、パソコン内のデータが安全に消去されなければ、個人情報が漏洩する可能性があります。

住所・氏名・電話番号はもちろん、キャッシュカードの暗証番号が漏洩するケースもあります。

特にパソコンのメモ帳などに暗証番号、ログインパスワードなどを残している人は注意してください。